米農家中西のデジカメ百姓日記

2010年12月19日

枯れ草の霜

たまたま目にした雑誌に掲載されていた霜に覆われた写真を見て、こんな視点で撮った写真もいいもんだなぁと思い、僕も撮ってみました。さあ撮るぞと思い、早朝の裏の田んぼに出てみたけれど、なかなかいい被写体が飛び込んできませんでした。
なんとか、それでもと思い撮った写真には結構面白い、霜の結晶が写っていました。

ヨモギは冬でも結構強いもんですね。放射状の霜の結晶がはっきりわかります。

これはクローバー。柱状に成長した結晶でした。

タンポポの綿毛に付着した霜。

我家の冬期湛水田の稲株。この霜はよくわからない。

2010年12月4日

生きているヒコバエ

 ここ信州伊那谷は12月に入り、-5℃を下回る日もあります。そんな中、我家の冬期湛水田では稲株から出たヒコバエ(二番芽)がまだ青いところを残しています。まだ稲株が生きているんだ。水を溜めたことで根が寒さから守られているからかもしれません。

近所のほかの田んぼでは完全に枯れてしまっています。

2010年11月28日

古代米の脱穀をしました

10月31日にはざ掛け天日干しをして4週間、古代米はちょっと長めの天日干しとなってしまいました。今日はその古代米の脱穀をしました。風が多少、強かったのでフリースを着ていないと寒くてたまりませんでした。

今年は古代米にとっては暑さが幸いし、収穫した籾袋もずっしり重く感じられました。
これで今シーズンの収穫作業は終わりです。以降は、農機具の整備や畑の後片付け、田んぼの補修、来シーズン用の育苗培土の準備などを行います。


-農作業備忘録-
11月22日
裏の大きい田んぼと小さい田んぼ入水(冬期湛水開始)

2010年11月3日

とても大事な仕事

11月2日
古代米のはざ掛けの彼方、中央アルプス駒ケ岳にも初雪が見られました。寒~い冬ももうそこまで来ています。古代米の脱穀はまだだけれど、大事な仕事が残っています。

11月3日
すでに脱穀を終えたはざ掛け天日干し後の稲束をカッターで切断し、田んぼ一面にまんべんなく撒く仕事です。思い返せば10年程前、母の手伝いでやった時は単なるお手伝い。早く終わらないかなと、いやでいやでたまりませんでした。

でも今は違います。なぜならこれが自分の仕事となり、重要な目的があるから。その目的とは冬期湛水の為にこの田んぼに水を張ると、田んぼ一面の稲藁はイトミミズや他の微生物の棲みかとなり、餌となります。春にはこの稲藁の上一面に糞を排泄し、トロトロ層を形成してくれるのです。トロトロ層は自然の肥料、抑草効果、不耕起田への田植えの植え床代わりになる重要なものです。この稲藁がないイトミミズを中心とする微生物たちはうまく働いてくれないのです。稲藁はまさに「藁一本の革命」を起こす重要なものです。だから稲藁を田んぼ一面に撒くという仕事は重要です。楽しい仕事でもあります。

2010年10月31日

古代米の稲刈り

台風の合間をぬって、古代米(赤米・黒米・香り米)の稲刈りをしました。コシヒカリなど一般的なうるち米はこの夏の猛暑が収量と米の品質を落としたと報道されていました。古代米にとってはいい稔りにつながったように感じます。2条刈りの稲刈機で刈り取ります。

これが稲刈した古代米3種、籾もそれぞれ個性的です。

はざ掛け天日干しで乾燥させます。

2010年10月24日

メダカの学校作り-2

冬期湛水田の水口付近に先週末と今週末で作ったメダカ水路(メダカの学校)が完成しました。メダカ水路とは言っても、今後、伊那谷に昔は見られたけれど、今ではあまり見られなくなった田んぼの水生生物の棲みかになればいいな・・・・と思っています。作ったからには棲んでもらわないと寂しいと思い、この時期でも間単に手に入るヒメダカに来てもらいました。
ヒメダカは野生型のメダカ(黒メダカ)が持つ黒色の色素胞(黒色素胞)を欠く変異型で、観賞用として一般的に出回っています。まずは来春に黒メダカに棲んでもらう前に以下のことを観察することにしました。

  1. 厳冬期のメダカ水路はどの程度凍りつくか?
  2. 冬期の用水路工事や用水路清掃などで用水路に水が流れなくなった時、メダカ水路はどの程度水が保てるか?
  3. 上記、止水期間中、末端に設けたため池でメダカが生きられるか?
  4. メダカ水路で米ヌカや落ち葉により、イトミミズを繁殖させることができるか?これは、あわよくばメダカの餌にする為です。
※お願い
伊那谷に住んでいらっしゃる方で、伊那谷に昔からいる黒メダカを飼育している方、分けていただける方を探しています。連絡頂けないでしょうか?

これが、完成したメダカ水路です。

まずは、試験的にヒメダカ50匹に住人になってもらいます。

ヒメダカは元気よく泳ぎだしました。

2010年10月17日

今日の無施肥田

まるでまた田植えをしたようにヒコバエ(二番芽)が出揃っています。こんなに長く成長した年は過去にありません。夏の猛暑が影響しているのでしょうか?

ヒコバエからは稲穂が出ているものもありました。

冬期湛水田では冬期の水量の少なくなった用水路の水を大切に溜めておくために、土手から漏れ出す水を少なくすることが重要です。例年、少しずつ、土手に沿って漏水防止のシートを埋設します。無施肥栽培を行った”原新田の田んぼ”と不耕起栽培を行った”下原の大きい田んぼ”で埋設作業を行いました。

今日は原新田の田んぼで冬期湛水の為、入水しました。

2010年10月16日

メダカの学校作り-1

今日はかねてより構想を描いていた「メダカの学校」作りに着工しました。
下原の三角の田んぼの水路を分岐して、メダカの学校用の水路を作りのです。
その為の土手作りをしました。来週には完成させたいと思っています。

作業をしていたら、オケラが出てきました。

下の写真の手前に分岐している水路が「メダカの学校」用水路です。この下原の三角の田んぼでは昨年より1ヶ月早く、冬期湛水の為、入水しました。

下原の大きい田んぼでも冬期湛水の為、入水を始めました。

今はこんな風に稲藁が出ていますが、春にはこの稲藁がミミズの糞(トロトロ層)で隠れてしまいます。

2010年10月11日

やっと稲刈り、白毛もち米

9月21日に稲刈りをした不耕起田ではヒコバエ(二番芽)が出て、マツバイがコンバインのキャタピラの跡を型どっています。除草剤を使用した田んぼでは見られない稲刈り後の田んぼの様子です。
水が入っていた頃とは違う生命の豊かさを感じさせてくれています。

今日は2日前に降った大雨の影響が心配されましたが、やっと白毛もち米の稲刈りとなりました。
倒れた稲をきれいに刈り取るにはちょっとした工夫が必要です。

田んぼの隣のこの小さな林では、なんとセミが鳴いていました。今年はどうなってんだぁ~。

2日前にあんなに降った大雨でもはざ掛けコシヒカリはすっかり乾燥し、午後脱穀しました。
これでコシヒカリの収穫は全て終わりました。残すは古代米の収穫です。稲刈りは今月末~11月初旬です。

2010年9月30日

生籾の庭干し

ハザ掛け天日干しがうまいと言われるのは低温でじっくり乾燥させることにより、うまみと香りを逃がさないからだと言われています。しかしハザ掛け天日干しは乾燥期間中にカーッと太陽が照ったかと思ったら、ザーッと雨に降られてうまく乾燥できないこともあります。我家では今シーズンからハザ掛け天日干しの他に天日の当たるビニールハウスの中でじっくり自然乾燥させる方法を行っています。しかし晴れの日のハウスの中は40℃以上にもなり、高温、過乾燥となってしまいます。そんなハウスの中で、籾を30℃以下でじっくり自然乾燥する方法を考え出し、9月19-20日に収穫した生籾を10月1日までの12日間掛けてじっくり天日乾燥させ仕上げました。今後はこのハウス内での天日庭干しによるお米を我家のオリジナル米として販売していく予定です。

2010年9月25日

はざ掛け米

今日ははざ掛け天日干しするコシヒカリの稲刈りです。今日の晩から雨が降るというので、焦りながらの稲刈り、ハザ掛けでした。土手に座り、お茶しているところです。

秋と言えば、赤トンボ。でも、今年は少ない気がします。

今年の出来はどうかな。

カミさんと二人での作業、人手が少ないと結構大変なんですよ!

これ、香り米の稲穂、葉はまだ青々しています。

これ、赤米の稲穂。だいぶ頭を垂れていますが、登熟まではまだまだです。

これ、黒米の稲穂。極晩生の為、霜が降りる頃、稲刈りです。

2010年9月19日

いよいよ稲刈りの日

例年にない残暑で稲の生育も早まり、農協では胴割れ米を心配して、刈り遅れないように指導しています。しかし、先週の雨の為、結果的にはどこの農家も例年並の稲刈り突入となりました。我が家でも手始めに無施肥の田んぼの稲刈りをしました。

これは今日撮影した慣行米(農薬、化成肥料)の稲の姿

これも今日撮影した我が家の無施肥の田んぼの稲の姿

稲株の足元?を覗き込むと、「まだまだ元気だ。枯れはしないぞ」と言わんばかりにヒコバエ(二番芽)が出ていました。

2010年9月12日

無農薬の香り米の稲穂

赤米の稲穂が出揃ったと思ったら、その後、香り米の穂も一斉に出揃いました。籾がこんなに真っ黒だと、黒米のようですが、玄米はまったく違います。登熟前に刈り取ると、玄米は緑色(葉緑素の色)が強く残り、登熟してから刈り取ると、白色の玄米と緑色の玄米が混じった感じになります。

2010年9月5日

落水の日、僕の心

出来るだけ、自然の営みだけを利用する米作りを心がけ、米農家として歩んで来ました。自然の営みを日々観察していると、田んぼの水の中で、動き回っている微生物や水生昆虫がとてもいとおしく感じられます。

収穫の時期を迎えると、稲刈りの為に落水(田んぼへの入水を遮断すること)をしなければなりません。落水するとそれまで田んぼの水の中で生活していた生き物たちは土の中に潜り込んだり、死んでしまったりします。それを思うと落水ということをとてもつらく感じます。

水の無くなった田んぼではトノサマガエルが行き場所に困り、途方にくれているようでした。

2010年9月3日

赤米の穂 出揃う

赤米 紅吉兆の稲穂がほぼ出揃いました。
猛暑、残暑は古代米の生長を促し、背丈もコシヒカリ、白毛もち米を超えました。7月頃の背丈は半分位だったのに・・・・・。手前に写っている緑色の穂はヒエ(イネ科の雑草)です。ところどころにに混じっていますが、このぐらいだったら、ご愛嬌ということで、許してます。

2010年8月29日

無農薬・無施肥田の今-2

これ、除草剤を使い、化成肥料で栽培しているコシヒカリです。

これ、我が家の田んぼ。冬期湛水し、無農薬・無施肥で栽培のコシヒカリです。

重そうに穂を垂れています。まだまだ、葉や茎は老化せず、青々しています。ふしぎだな~。無施肥(肥料を無散布)なのに生き生きとして、元気。活力を感じます。

2010年8月22日

やっと赤米が出穂しました

まだかな~と、気にしながら待っていた赤米の稲穂がやっと出始めました。例年、8月15日~16日ぐらいに出穂ですが、今年は1週間ほど遅いです。きっと田植え後、なかなか気温が上がらなかった為でしょう。

 かまきりじいさんは稲刈りにあわせるかのようにこんなに大きくなっています、

1ヶ月ほど前はこんなに小さかったのに