米農家中西のデジカメ百姓日記

2006年12月31日

冬季湛水を始めました

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 例年に比べ遅いですが、冬季湛水を始めました。冬季湛水というのは、稲株の残った耕していない田んぼに冬中、水を溜めて、イトミミズをはじめとする微生物に田んぼを耕し、肥やしてもらう方法の一つです。冬の間、農業用水が使える地区はここ伊那谷でも少ないと思います。我家では、二つの田んぼで冬季湛水を行っています。周囲を見渡してもこんな田んぼはどこにもないので、もしかしたら、変人と思われているかもしれません。

2006年12月23日

恒例行事 野沢菜を漬けた

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 冬恒例の野沢菜を漬ける作業をした。いつもなら、12月初旬に漬けるのだが、何かと忙しく、今になってしまった。畑の野沢菜は霜にあたるほど柔らかくなるという。我家の野沢菜もこの時期まで収穫せずにいた為か、茎がくた~んとなっていた。50kgの野沢菜を二つの特大の桶に分けて漬けた。収穫から漬け込みの作業が終わるまでほぼ一日掛りの仕事だ。漬け方にも色々あるようだが、我家は醤油漬けにしている。今年は試しに一つの桶には唐辛子も一緒に漬け込んだ。ピリカラの野沢菜漬けが今から楽しみだ。
野沢菜漬けは寒いこの地方、この時期限定の漬物だ。暖かい地方では発酵が進み、悪くなってしまう。一番おいしい食べ方は桶から出した氷がバリバリついた野沢菜漬けをすぐ食べるのがよい。

2006年12月8日

香り米のごはん

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 コシヒカリに香り米を少々混ぜ、炊き上げた。炊飯器の蓋を上げると、暖かい湯気と一緒に、香り米独特の香りも上がってきた。アセチルピロリンと呼ばれる成分が放つ、ポップコーンのような香りだ。炊く前の玄米の香りも抹茶のような香りがする。不思議なお米だ。

2006年11月18日

古代米の収穫が終わった

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 はざ掛け天日干ししていた古代米三品種 紫黒苑・紅吉兆・緑万葉の脱穀をした。周囲の収穫の終わった田んぼの中に我家の田んぼ一枚だけ、はざ掛け天日干しは妙に目立つ。曇り空の冷たい風の吹く中、フリースを着ての作業だ。周りはもう農閑期だというのに一人ぽつんと脱穀作業はさびしさが漂う。古代米生産農家はこの時期、孤独なのだ。

2006年11月13日

赤米の餅

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 白毛もち米と昨年の残りの赤米で餅をついた。赤米の色素で餅の色はほのかに赤みを帯び、赤米の玄米がちりばめられた餅になった。

2006年11月3日

香り米の稲刈り

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 緑米で香り米の緑万葉の稲刈りをした。この米は葉緑素のきれいな緑の玄米を取る為に、早刈りをする。毎週、籾を剥き、登熟具合を確認してきた。色にばらつきがある。やはり、刈り時が難しい。
 下の写真のような玄米に仕上がるのが理想だ。
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2006年10月16日

コシヒカリの脱穀終了

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 10月15日、16日(会社を午後休んで)雨続きでなかなか出来なかったはざ掛け天日干しのコシヒカリの脱穀をした。収穫量も昨年を上回り、一年間の苦労が報われた感じがした。

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 収穫したお米は我家の土蔵でモミのまま保管し、出荷を待つ。

2006年10月1日

代々引き継ぐ【はざ掛け天日干し】

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【10月1日】
 今日はコシヒカリの稲刈り。稲刈り後のもみの乾燥は我家ではざ掛けによる天日干しだ。コンバインで刈り取り、機械乾燥が当たり前の米作りになり、昔ながらの【はざ掛け天日干し】はここ富県地区でも貴重だ。あいにく、稲刈り後、雨にたたられ、カッパを着てのはざ作りとなった。はざは代々引き継いできた【なる】【あし】と呼ばれる資材を使う。はざ掛けによる米作りを行っていることに誇りを持ち、これからも続けていきたいと思いながら、雨の中、作業を淡々とおこなった。

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こんな風に”なる”と”あし”を組み合わせて作る

【10月2日】
haza-kowareru.JPG昨日に引き続き、今日は会社を休み、妻と二人、雨の中、こしひかりのはざ掛けをやった。妻は都会育ちだが、はざ掛けの手つきもさまになっている。雨のせいで、稲束の重みも増し、”あし”が折れる箇所が続出。四代の年月に朽ち、強度が落ちているのだ。予期せぬ、アクシデントに今日中には終わらなかった。明日、少しやれば終了だ。会社を休むわけにもいかないので、あとは妻に頼もう。

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 カマキリじいさんも稲刈りにきてくれた。
娘が、保育園からおぼえてきた”かまきりじいさんの歌”を思い出す。
 
  カマキリじいさん 稲刈りに~ か-まをかついで あぜ道を
  遠-い田んぼに急ぎます~。

2006年9月24日

長谷村の鹿公園

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 今日、家族で長谷村の鹿公園に行った。餌の無人販売所で一皿30円の餌を買い、餌をやると小鹿(バンビ?)も親鹿もすぐ群がってきた。20~30頭はいるだろう。これだけの鹿を飼育するのも大変なことだ。やはり愛情と情熱がなければ・・・・・。長谷村までは我家から車で10分程。我家がある富県地区の農業用水はこの長谷村を流れる南アルプスを源流とする三峰川から引き込んでいる。長谷村は南アルプスへの登山のベースとなる村で、夏山、冬山、岩登りと、足を運んだ。山屋にとって、好きな山にすぐ行けるところに生活していることはうれしいことだ。
今度の週末は会社を1日休みを取って、いよいよ、こしひかりの稲刈り、収穫の時が来た。

伊那市ホームページの長谷村の情報

2006年9月16日

香り米の稲穂は黒色

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古代米で香り米の【緑万葉】の稲穂が出てきた。稲穂はまっ黒で殻を割ってみると中には青緑色の葉緑素に包まれた緑色のもち玄米が現れる。茎の間からでた黒い穂は40日かけてゆっくりと時間をかけて熟す。
アセチルピロリンが香る玄米からは森の香りが広がり、森林の中で食事をしているかのような錯覚をし思わず笑みがでてしまうような遠い太古の味で不思議な風味の米だ。日本古来の品種でジャポニカ種のもち米。こしひかりに少々混ぜて食べるとおいしい。

2006年9月1日

今年もいい穂(みのり)です

百姓日記の更新をさぼっている間に、稲穂が頭を垂れる時期となってた。
くず大豆と自家製発酵肥料それにイトミミズに働いてもらい、コシヒカリはいい穂(みのり)だ。
稲刈りは9月末か10月初めの予定だ。でも気になるのが、除草をまぬがれて、はびこっているヒエ。来年の課題の一つだ。

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稲穂にまぎれてはびこるヒエ


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赤米もやっと出穂。完全に穂が出揃うまでもうしばらく掛かりそうだ。

2006年7月17日

除草作業の反省

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いちおう100アールの田んぼの除草作業を終えた16日。苗はごらんの通り、勢いよく立派に成長した。でも除草作業には来年に課題を残した。田植え後、1週間~2週間の初期除草がうまくできなかった田んぼに手が掛かりすぎた事とヒエを伸ばしすぎた事がかつて経験したことがないきつい除草作業となってしまった。6月3日の除草作業開始から毎週末、朝から晩まで田んぼで四つん這いになりながら草やヒエを手取り。もう二度と繰り返さないようにするため、来年は以下のことをよく考え、やろう。

1)田植え後、1週間後には必ず、初期除草をする。その際除草機のカゴ車は外して行う。
2)2週目も除草し、ヒエはこの時に必ず取り除く。
3)できるだけ、イトミミズが繁殖する土を作り、トロトロ層を形成させる。
4)代掻きを遅くし、田植えをいつも(5月中旬)から5月下旬にずらしたが、相変わらず、草はよく生えた。代掻きのあと、落水し、草を発芽させないとだめか?田植えもいっそうのこと6月の第一週目の週末まで遅くしてはどうか?
5)田植えは5月中旬にもどしても、除草の苦労は同じかも。

2006年7月9日

天然酵母の黒米パンを焼いた

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我家で収穫した黒米”紫黒苑”で妻が天然酵母の黒米パンを焼いた。こんなにも鮮やかに色がつくんだとびっくりしてしまう。トーストするとサクッとしながらもモチモチした食感がおいしい。子供たちにも好評だった。それにしても不思議だ。あの稲のどこでどうやってこんな色が作られるのだろう。

【穂(みのり)パン教室】
我家ではパン教室をやっています。伊那近郊にお住まいの方で、手作りパンに興味のある方はお問い合わせください。

2006年6月3日

除草作業を始めた

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6月3、4日 田植えが2週間前に終わった田んぼの除草作業を始めた。秘密兵器の自走式の除草機の活躍。こいつのおかげでずいぶん除草作業が楽になっているが、除草の適期を外すと、大変なことになる気の抜けない時期だ。

【6月3日の作業】
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味噌の仕込み

下原の大田の除草。除草機の前についているカゴ車を外すのを忘れ、泥を左右に押してしまいかなりの苗が泥の中に埋没してしまった。遠目に見ると、明らかに苗が歯抜け状態だ。悲惨。この田んぼ、どうしよう。

【6月4日】
早朝5時から下原の大田で埋没した苗を手作業で修復。妻と二人作業で四つん這いになりながらやったが27アールの田んぼは広すぎる。でもこの田んぼ、地道に立て直そう。

原新田の田んぼの除草。 除草機のカゴ車を取り外して、除草したら苗を倒さず、きれいに除草できた。

下原の三角の田んぼの除草。 この田んぼの除草もうまくできた。



【気づいたこと】

土の状態   ヒエの出方  冬季湛水   稲藁のすき込み

下原の大きい田んぼ   トロトロ     大発生 やってない   全量すき込み
下原の三角の田んぼ 硬い土      発生なし やった      全量持ち出し
原新田の田んぼ 超トロトロ    発生なし やった 全量すき込み
裏の大きい田んぼ
裏の小さい田んぼ 硬い土    大発生 やってない やってない 

-考察-
稲藁のすき込みは土トロトロ化に効果あり。発酵が進み、イトミミズも多いのか?
冬季湛水はヒエの発生を抑制する。

2006年5月27日

田植えが終わった

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田植えが終わった。今日は田植えが終わっていなかった25アールの家の裏の大きい田んぼ(25アール)の田植えをやった。田植えもこの田んぼで終わりなので、気持ちの上でも楽だった。この田んぼにはコシヒカリと古代米が同居する。古代米は昨年に引き続き、黒米(紫黒苑)、赤米(紅吉兆)、それから初めて栽培する香り米(緑万葉)だ。



【今日の作業】
裏の大きい田んぼの田植え

畑仕事 トマト、きゅうり、なす、ピーマンなどの苗移植

2006年5月20日

あぁ~疲れた

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5月20-21日  21日は27日、28日に予定していた田植えを前倒しして行った。早朝5時から妻と二人で約57アールの田植え。真夏日和に妻も途中でダウン。あぁ~疲れた。

【5月20日の作業】
裏の大きい田んぼと小さい田んぼの本代掻き


【5月21日の作業】
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苗も立派に育ち、今日は田植え。

2006年5月13日

夕焼けに心安らぐ

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ゴールデンウイークが終わり、またいつものように週末だけが農作業の勝負の日常に戻った。
13日(土曜日)は1日中雨だったが、カッパを着て、トラクタで作業。14日(日曜日)は待望の晴れ。朝食、昼食もとらず、トラクタで作業。夕方、裏庭から我家の田んぼ越しに権兵衛峠を見ると夕焼け。今週もなんとか終わった。5月27日、28日の田植え向けて来週もがんばるぞ。

【13日の作業】
裏の大きい田んぼに肥料散布
くず大豆 25kg×10袋   自家製有機発酵肥料 15kg×25袋

裏の小さい田んぼに肥料散布
くず大豆 25kg×8袋   自家製有機発酵肥料 15kg×20袋


【14日の作業】
下原の大きい田んぼ 代掻き。セリが繁殖し、根絶に手間取る。再生しなければいいのだが。
先週散布したくず大豆が発酵しているのか、甘酸っぱい匂い。

下原の三角の田んぼ 代掻き。 ムラが多く、平らにならすのに苦労した。少し、ムラがあるが時間がないので、妥協。

原新田の田んぼ 代掻き。 冬季湛水を数年続けている為か、他の田んぼと土質が違う感じ。
昨年、化成肥料を使った三角の田んぼでは、水を溜めておいたが、土が固くなっているのに対し、原新田の田んぼはとろっとやわらかい。色も灰色?がかっている感じ。

2006年5月7日

紅玉(りんご)の開花

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三女の誕生の記念に植えたりんごの紅玉の花が咲いた。紅玉はお菓子作りに適しているということで妻が選んだ品種。木が実をつけはじめて今年で3シーズン目。まだお菓子作りに使ったことはない。今年こそ、使おう。


【今日の作業】
・下原の大きな田んぼ(27アール)に肥料(くず大豆:25kg×11袋 、 自家製発酵肥料:15kg×12袋)散布。

・下原の三角の田んぼ(15アール)に肥料(くず大豆:25kg×6袋 、 自家製発酵肥料:15kg×6袋)散布。

・原新田の田んぼ(16アール)に肥料(くず大豆:25kg×6袋 、 自家製発酵肥料:15kg×6袋)散布。

育苗プールへ液肥(リキッドアグリ) 水200リットル : リキッドアグリ1リットル を流し込み

・長ネギの苗の定植

2006年5月6日

水もちをよくする代掻き

【今日の作業】
家の裏の大きな田んぼの水もち(保水)が悪いので、3回代掻きをした。水もちは格段によくなった。ついでに、家の裏の小さな田んぼも1回代掻きをした。
両方の田んぼとも、深水で代掻きをしたのか(自分ではそうは思っていないが・・・)、藁くずが風で西側の土手に流れたまっていた。熊手で藁くずを土手に上げた。これをそのままにしておくと田植えの時、苗が浮いてしまい、手に負えなくなってしまう。

2006年5月4日

山と桜と僕の足

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昨年の秋の収穫以来、手付かずだった下原の大きな田んぼ(通称)の代掻きをした。晴天。農作業の合間、土手に長靴の足を投げ出し、座りこんで休憩。目に飛び込んできたのはまだたっぷり、雪を頂いている中央アルプス駒ケ岳の遠影とやっと咲いた薄ピンク色の山桜、それに僕の長靴。なかなか良い風景だった。


【今日の作業】
下原の大きい田んぼと三角の田んぼの代掻き。土手際の雑草と高低差の手直しには苦労した。

ジャパンバイオファーム(株)ヘ液肥タイプの有機肥料 リッキッドアグリを買いに行った。
プール育苗での肥料の流し込みに使う為だ。

2006年5月3日

高烏谷山ハイキング

今日は富県地区の区民ハイキング。高烏谷山(たかずやさん)に子供たちと登った。

【今日の作業】
長ネギの苗の定植

2006年5月2日

稲の芽が出揃った

4月23日に種籾を播種してから、10日目、芽が出揃ったので太陽シートを外した。ここ数年間育苗で悩まされた発芽不良は今年はない。きっと、毎日一回太陽シートを外し、換気したことで酸欠にならなかったからだろう。殺菌剤などは使わない無農薬による育苗なので、細菌による病気も気がかりだったが、播種の時、粉衣したシュードモナス属細菌による防除がうまくいったと思う。モミガラくん炭を床土として使ったことも苗には、悪影響はないようだ。苗は力強く、覆土を持ち上げ、元気に育っている。

【今日の作業】
太陽シートを外し、育苗プールへ入水。5月末の田植えに向けて、苗は育苗プールの水の中で、育っていく。ジャガイモの種イモを植え付けた。









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2006年4月29日

たんぼの土手完成

4月9日から週末を使って、やってきた家の裏の小さい田んぼの土手の漏水対策の為のブロックの埋設が終わった。20kgはあろうブロックを75枚埋めた。これで、ねずみやモグラに穴を開けられる心配はない。 【見つけた自然】 四女の誕生の記念に田んぼの脇に植えた洋ナシ ラ・フランスは今にも咲きそう 真っ白なプルーンの花 田んぼの土手のタンポポは今が満開 【今日の作業】 土手にブロックを埋めた家の裏の田んぼに入水。 稲株の残る冬季湛水していた下原と原新田の二つの田んぼをトラクターで稲株が転ぶくらいの浅さで代掻き。




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