タグ

米農家中西のデジカメ百姓日記

2010年8月29日

無農薬・無施肥田の今-2

これ、除草剤を使い、化成肥料で栽培しているコシヒカリです。

これ、我が家の田んぼ。冬期湛水し、無農薬・無施肥で栽培のコシヒカリです。

重そうに穂を垂れています。まだまだ、葉や茎は老化せず、青々しています。ふしぎだな~。無施肥(肥料を無散布)なのに生き生きとして、元気。活力を感じます。

2010年6月21日

不耕起田で藻類大発生

我が家の田んぼは秋に収穫の終わった田んぼを耕さず、冬の間水を溜めて、春に表面を少し引っ掻く程度に土をやわらかくした田んぼ(半不耕起田)と全く耕さない田んぼ(不耕起田)があります。両方ともワラを土中にすき込まない為、ワラが水中で分解し、緑藻類が一面に繁殖します。最近の気温の上昇と共に、その藻類が田んぼで水面を覆い始めました。
藻類は光合成作用でCO2をO2に変えます。一般的に行われている耕す田んぼでは土中の酸欠状態で大量の有機物が分解し、メタンガスを発生します。メタンガスの温暖化力は、CO2の実に58倍もあるそうです。耕さない田んぼでは、メタンガスは殆ど出ないそうです。また、藻類は水中に大量の酸素を放出し、動物性プランクトンなどを大繁殖させます。生物にとって巨大なビオトープとなってます。
これは一般的な耕して、農薬、化成肥料を使用している田んぼの様子。藻は全く発生していません。

2010年5月22日

田植え後の不耕起田 その1

昨日の不耕起田への田植えの感動の余韻がまだ残っています。早朝5:30、カメラを持って、田んぼへ出掛けました。昨年の収穫後の稲株の残るそのままの田んぼに田植えが出来たなんて・・・・・。代掻きをして妥協を許さないきれいさで田植えをする農家の皆さんが見ると、” なんじゃこりゃ! えらいことをするもんだ。 ” という声が聞こえてきそうな風景です。

でも僕にはとても美しい風景に写るのです。ほとんど自己満足の世界です。


11月初旬から水を溜め始めた田んぼには” ここは沼地だ! と思ったのか、アシなのか、なんなのかわかりませんが、水辺を好む挺水植物が土手きわに繁茂しています。

2010年5月21日

不耕起田への田植え

ついにやってしまいました。耕さない田んぼ(不耕起田)への田植え。冬期湛水をおこなった全ての田んぼで気温の上昇とともに昨年の稲藁の上にミミズの糞(トロトロ層)の堆積が盛んになってきていました。普通の田植え機で田植えが出来るのでは・・・・・?という思いが日に日に増してきました。その不耕起田への田植えの感情を抑えつつ、それでも表面を少し、トラクタで引っ掻いておこうと思い、浅く代掻きをして田植えをしてきました。残すはあと1枚の田んぼ。不耕起田への田植えの感情が抑え切れず、ついに最後の1枚の田んぼでやってしまいました。



 稲株の列と列の間に思うように位置あわせが出来ず、昨年の稲株すれすれの所に植え付けすることもあり・・・・・。

これがまさに世代交代。昨年の稲株にグサリです。

おいおい、こんなに寄り添わなくてもいいのに・・・・・。

場所によってはこんな具合にスズメノテッポウが生えていますが、田植え機の行く手をはばむふとどき者は田植え機から降りて、抜いていきました。なんじゃそりゃ。

うまく土に刺さらず、こてんと行き倒れる苗もたまにはありましたが、それもご愛嬌。あとで、手作業で植え直しました。

とにかく今日は楽しい田植えでした。我が家の米作りでかつてない感動の歴史的な日となりました。

2010年5月4日

冬期湛水田はすごい!

昨年、収穫後は田んぼ一面、稲藁に覆われていた田んぼですが、

 11月中旬より、田んぼに水を入れ、冬期湛水を始めて、5ヶ月半後の冬期湛水田の様子です。一面を覆っていた稲藁が分解し、なくなってしまったように見えます。

水中を見ると、ミミズの巣穴(ボコボコ、山のように見える部分)が見られます。

表面のトロトロした土をすくってみると、分解してなくなってしまったように見えた稲藁はその土の下にありました。

すくい上げた稲藁と土に混じって、ミミズが何匹もいました。冬期湛水している間に、田んぼ一面の稲藁はミミズの巣となり、ミミズが排泄した糞が稲藁の上に堆積したのです。このトロトロしたミミズの糞はトロトロ層と呼ばれ、天然の肥料です。

これは何の幼虫でしょう?田んぼの中を勢いよく泳いでいました。

2010年4月30日

生きてるなあ~、苗代

ビニールハウスのプールの苗代では無肥料の培土に苗が元気に育っています。でも無肥料では苗の生長が半ばで止まってしまいます。我が家では有機肥料しかも、植物に吸収されやすいアミノ酸に分解された状態のものを育苗中に与えます。

 水だけをやったり、液肥の混ざった水をやったりと、プールの水量と苗の育ち具合、苗の色など様子を見ながら、管理します。

やっぱり、ホンダのエンジンはいい。一年ぶりに出番だよと起こしてやりましたが、ほぼ一発で目を覚まし、毎日、働いてくれています。ほんと、ホンダには惚れちゃうな~。

朝日の中、苗代の苗の葉先は水滴をちょこんとのせて、またこれがきれいなんです。



感動するのはこれ、アミノ酸肥料が微生物の餌になっているのか、抹茶色の藻らしきものが水面全体を覆い、苗と共生し、悪玉菌から苗を守っている感じがします。苗代全体が生きてるなあ~っていう感じです。こういうのが好きなんです。




苗代よ、感動をありがとう!

2010年4月25日

苗よ、たくましく育って

今朝は冬なみに冷え込み、家の裏の冬期湛水田に薄氷が張りました。
今年は例年とはちょっと違い、寒い日が長引いている感じがします。

ビニールハウスの中でプール育苗を始めた稲の苗も、出揃ってきました。例年、ビニールハウスの両側は夜閉め、保温し、朝日が照り始めると開放し、苗にとって暑すぎず、寒すぎずの状態を保っていました。今年はその過保護をやめ、芽が出揃ったところで、ビニールハウスを開けっ放しの状態にしてあります。今朝なんかはハウス内の温度が3℃でした。田んぼに氷が張っていたので外気温は0℃くらいでしょう。ほとんど、外と同じです。それでも苗は低温でやられるということはなく、元気です。生長速度はゆっくりでしょうが・・・・・。

葉先に水滴がちょこんと付いていて、水分をよく吸い上げている様子がわかります。保温して、ヒョロヒョロな苗より、生長は遅くても、外気温をそのまま受け止め、太く、ずっしりとした苗に育って欲しいと思います。

2010年4月18日

発芽しました

育苗はビニールハウスの中で行います。種蒔きした育苗箱は発芽するように土を湿らせて、重ね置きします。それを太陽シートという薄いアルミでコーティングされているシートで覆います。
このシートの特徴は・・・・

①光を通す  ②保温性  ③断熱性

という特徴です。我が家は兼業農家の為、平日は会社勤めで日中、ビニールハウス内の温度管理ができません。この太陽シートの特徴の保温性と断熱性のお蔭で、ビニールハウス内が34℃でも太陽シートの下は24度、ハウス内が寒く感じても、18℃程度に保たれます。このシートの育苗での貢献度は絶大です。



発芽した稲。太陽シートには光を通す性質がある為、一番上の箱の苗は緑化しています。下の箱は真っ白の苗です。