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米農家中西のデジカメ百姓日記

2010年4月30日

生きてるなあ~、苗代

ビニールハウスのプールの苗代では無肥料の培土に苗が元気に育っています。でも無肥料では苗の生長が半ばで止まってしまいます。我が家では有機肥料しかも、植物に吸収されやすいアミノ酸に分解された状態のものを育苗中に与えます。

 水だけをやったり、液肥の混ざった水をやったりと、プールの水量と苗の育ち具合、苗の色など様子を見ながら、管理します。

やっぱり、ホンダのエンジンはいい。一年ぶりに出番だよと起こしてやりましたが、ほぼ一発で目を覚まし、毎日、働いてくれています。ほんと、ホンダには惚れちゃうな~。

朝日の中、苗代の苗の葉先は水滴をちょこんとのせて、またこれがきれいなんです。



感動するのはこれ、アミノ酸肥料が微生物の餌になっているのか、抹茶色の藻らしきものが水面全体を覆い、苗と共生し、悪玉菌から苗を守っている感じがします。苗代全体が生きてるなあ~っていう感じです。こういうのが好きなんです。




苗代よ、感動をありがとう!

2010年4月25日

苗よ、たくましく育って

今朝は冬なみに冷え込み、家の裏の冬期湛水田に薄氷が張りました。
今年は例年とはちょっと違い、寒い日が長引いている感じがします。

ビニールハウスの中でプール育苗を始めた稲の苗も、出揃ってきました。例年、ビニールハウスの両側は夜閉め、保温し、朝日が照り始めると開放し、苗にとって暑すぎず、寒すぎずの状態を保っていました。今年はその過保護をやめ、芽が出揃ったところで、ビニールハウスを開けっ放しの状態にしてあります。今朝なんかはハウス内の温度が3℃でした。田んぼに氷が張っていたので外気温は0℃くらいでしょう。ほとんど、外と同じです。それでも苗は低温でやられるということはなく、元気です。生長速度はゆっくりでしょうが・・・・・。

葉先に水滴がちょこんと付いていて、水分をよく吸い上げている様子がわかります。保温して、ヒョロヒョロな苗より、生長は遅くても、外気温をそのまま受け止め、太く、ずっしりとした苗に育って欲しいと思います。

2010年4月18日

発芽しました

育苗はビニールハウスの中で行います。種蒔きした育苗箱は発芽するように土を湿らせて、重ね置きします。それを太陽シートという薄いアルミでコーティングされているシートで覆います。
このシートの特徴は・・・・

①光を通す  ②保温性  ③断熱性

という特徴です。我が家は兼業農家の為、平日は会社勤めで日中、ビニールハウス内の温度管理ができません。この太陽シートの特徴の保温性と断熱性のお蔭で、ビニールハウス内が34℃でも太陽シートの下は24度、ハウス内が寒く感じても、18℃程度に保たれます。このシートの育苗での貢献度は絶大です。



発芽した稲。太陽シートには光を通す性質がある為、一番上の箱の苗は緑化しています。下の箱は真っ白の苗です。